ウォーハンマーRPG

初プレイ日:2007年2月18日(日)
種族と性別以外のすべて(年齢、容貌などから能力値、キャリア(職業)まで)をダイスで決める、シビアなルールです。もちろん振りなおしは認められていませんが、キャリアだけは2回ダイスを振ってどちらか好きなほうを選ぶことができます。旧版ではキャリアにはグループ分け(戦士系とか学術系とか)がありましたが新版にはありません。なのでパーティーバランスを良くするのは相当難しいです。例えば全員字を読むことができないなんてこともあります(今回そうでした)。
今回遊んだキャラクターはドワーフの「ルーン伝令」。ドワーフ族特有のキャリアで、ルーン文字で書かれた手紙を運ぶ・・・まあ普通の伝令です。
ウォーハンマーRPGの魅力は世界観に根ざした特殊なキャリアが多数あるところで、例えばドワーフには「トロール殺し」「巨人殺し」「悪魔殺し」などの種族特有のキャリアがあります。「為政者」や「宿の主人」のようなキャリアまでありますが、こういうキャリアになったらさすがに冒険やめているような気が・・・
転職することはもちろんできますが、そのキャリアで修得できる技能と異能(特殊能力)をすべてとり、能力値を最大まで伸ばした上で、転職先のキャリアが持っている装備品をすべて持っていなければ転職できません。特に厳しいのは装備品。武器や鎧などは結構高いですし、キャリアによっては特殊なものが必要になったりします。例えば「宿の主人」になるには経営する宿と使用人とが必要で、冒険の合間に手に入れるのは結構難しいです。
成長は海外のゲームにしては結構早く、1シナリオで2〜3ヵ所を伸ばすことができます。能力値と技能と異能を全部取ろうとすると10〜20ヵ所くらい成長させなければならないので、数シナリオごとに転職を繰り返しながらじわじわと成長させていく感じでしょうか。
戦闘はシビアです。耐久力が10〜15点で受けるダメージが1D10+3〜5、装甲値が3〜5です。期待値で考えると2回攻撃を受けると耐久力がなくなります。耐久力が0以下になってもすぐに死ぬわけではなく、クリティカル表で負傷の度合いを決めます。回復手段がほとんど無いことを考えると相当恐ろしいです。
ランダムに出来上がったキャラクターを自分の思う方向に育てていくのが面白いゲームですので、ダイスロールが好きな方であれば気に入ると思います。


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