ゆうやけこやけ

初プレイ日:2007年7月8日(日)
「ほのぼのあったかろーるぷれいんぐ」です。PCたちは人間の子供(8〜17歳)に化けることができる動物(狐、狸、猫、犬、兎、鳥の6種類)になって事件を解決します。サプリメントの「もののけこやけ」では道径(道端などで人を驚かす妖怪)、鬼、河童、幽霊、稀人(地球外生命体など)の5種類が追加されています。
このゲームには「戦闘」がありません。すべての物事は話し合いや特殊能力の使用で解決しなければなりません。戦闘がないので「ほのぼの」なのでしょうけれど、ドライな思考回路で臨むと「ほのぼの」でない結果に終わってしまいます。気をつけましょう。
特殊能力は、キャラクターの種族によって決まる6種類の基本能力と、弱点と引き換えに得られる1〜3つの追加能力があります。例えば狸だと木の葉やどんぐりをお金に変える能力があったりします。特殊能力を使うには「ふしぎ」ポイント(MPみたいなもの)を使いますが、「ふしぎ」は「夢」ポイント(シナリオ中に手に入る経験点みたいなもの)を使って誰かとの「つながり」レベル(絆とか因縁とかみたいなもの)を高めるとたくさん手に入れることができます。
「つながり」は全部で10種類あって、好意、愛情、保護、信頼、家族、憧れ、対抗、尊敬、恋、受容です。他のゲームみたいなネガティブな感情がないのが特徴的です。
このゲームでは判定にダイスもトランプも使わず、能力値がそのまま達成値になります。達成値を上下させるためには「想い」ポイント(ヒーローポイントみたいなもの)を消費する必要があります。「想い」は自分の「つながり」の相手が持っているレベルが高まるとたくさん手に入れることができます。
「夢」は「かわいらしい」演技や「心が癒される」演技によってもらうことができますが、相手のレベルが高くならないと「想い」は増えないので、自分だけでなく周りのプレイヤーにもいい演技をするように機会をゆずったり、他の人の演技を評価したりしなければなりません。なかなかいいルールだと思いました。


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