エムブリオマシンRPG

初プレイ日:2007年9月30日(日)
機体作成とキャラクター作成が短時間で終わる、優れもののゲームです。
機体はまず大きさ(5段階)と装甲の重さ(3段階)を選び、次いで武装を決める、という流れで作ります。大きさによって搭載できる武装スロットの数が決まり、大きさと重さによって耐久値と移動力と回避値が決まります。ほとんどの武装は1スロットで搭載でき(2スロット必要な武装もある)、武装の重さや価格はどれも同程度とみなされているようです。初期武装にはお金はかからないので、好きなように決めることができて楽チンです。
キャラクター作成も簡単です。4回ダイスを振って(選んでもよい)両親の職業と過去の出来事を決定し、職業適性へのボーナスをもらいます。その後2ポイントを職業適性に自由振り分けします。適性3レベルにつき、戦闘時に使える(適性に応じた)特殊能力を1つもらえます。ここまで決めればキャラクターも完成です。
通常シーンは判定もいたって簡単で、2D10に適性値を足して達成値を求めるだけです。戦闘シーンの判定も簡単で、2D10に状況や遮蔽などによる修正値を足して、相手の回避値以上だったら命中です。どれだけパイロットの技量が高くても修正値には一切影響がありません(適性が高ければ特殊能力はいっぱいもらえますが)。
戦闘は判定は簡単ですが、行動するためには頭を使う必要があります。プレイヤー間で相談を一切せずに、2回分の行動予定を紙に書く必要があるのです。行動は大きく分けて移動、射撃、白兵、特殊行動の4種類で、射撃や白兵は誰を狙うのかを指定する必要があります。なので、移動したせいで狙った相手が武器の射程範囲から外れたり、同じマスに移動してしまって相手の機体と激突したり、ハプニングがたくさんあります。マスターは1人で全機体を操るので統制が取れた動きができますが、プレイヤーは味方の動きを読む必要もあり、大変です。
実はこのゲーム、PCたちに実力差があっても戦術で簡単に逆転できるのでPC間に実力差があっても一緒に遊べるゲームなのではないかという気がします。もっとも、プレイヤーの熟練度によっていい戦術を練ることができるようになるので単純に「実力差があっても大丈夫」とは言いがたいですが・・・


TRPGプレイレポートへ戻る
メニューへ戻る

土曜騎士団
RANKING NAVI

Copyright Sagara