すくぱに♪〜すくーるでいず・パニック〜

初プレイ日:2008年1月13日(日)
特殊な能力を持つ高校生たちが学園で起こる事件を秘密裏に解決する、学園伝奇ライトTRPGです。
このゲームはシステム部分がとても簡素にできていて、ロールプレイすることを心がけないとあっけなく進行していきます。なのでキャラクターを演じることを強く推奨されているゲームですが、ロールプレイを補助するルールがないのはちょっと残念です。ルールがないからこそ物語を高速展開できるのかもしれませんが。
事件解決に失敗したり特殊能力を使ったりすると「うわさ」がたまっていき、たまった「うわさ」を全て回収しなければ秘密がばれてしまいます。しかし「うわさ」を回収するとストレスがたまっていき、限界を超えると廃人になります。
このゲームには通常のセッションと、ランダムで進行するオートセッションとの2種類があります。通常のセッションはオープニング、前半、後半、クライマックスの4フェイズに分かれていて、オープニングを除く3つのフェイズで判定をする必要があります。オートセッションは1日2回発生する(トランプでランダム決定される)小事件を10回(月〜金の1週間分)解決するとクリアできます。オートセッションは判定方法などが確定しているのでマスターがいなくても遊べます。
判定は使用能力値と難易度、ターン数と必要成功回数が決められていて、1人が成功すればいいというものではありません。例えば2ターンで8回だと、1人に2回行動のチャンスが回ってきて、のべ8人が判定に成功する必要があります。判定はトランプを使用し、普通に判定するほかに支援(カード1枚の値を味方の達成値にプラスする)を行うことができますが、支援ばかりでは成功回数を稼ぐことができず苦戦します。
つまり、ライトなノリのゲームのくせに数値的にはカツカツのゲームなわけです。
このゲームではNPCと出会ったら第一印象を決めて、判定に成功すれば親交を深めることができます。1シナリオに最大3段階親しくなることができ、10段階にまで届くとその相手をパートナー(恋人とか親友とか)にすることができます。10段階まで行かなくても、ある段階まで届くとイベントが発生するなど、まるで恋愛シミュレーションゲームを遊んでいるかのようです。ここがとても楽しいです。
PC同士の恋愛は楽しむことができないのですが、ラブコメを遊びたいなら「買い」でしょう。


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