ハンターズ・ムーン

初プレイ日:2010年2月27日(土)
ピーカーブー、シノビガミに続く、サイコロフィクションの第3弾。
舞台は現代日本。人の目に見えず無敵の存在であるモノビーストを、唯一殺すことができる満月の夜に、モノビーストの肉を食らってモノビーストを見ることができる存在(ハンター)になったPCたちが、激しく傷つきながらも戦うホラーアクションRPGです。
PCが持つアビリティには、ランダムで決まる異形(モノビースト)の能力、武器によって決まる能力、ハンター共通の能力があります。PCたちは6つの武器(火炎、槍、短剣、銃、犬、罠)から1つを選んで攻撃手段にするのですが・・・魔法なんてものは無く、見た目は地味だったり明らかに違法だったりします。もちろん武器を隠す手段も無いので、満月の夜以外は武器を持たずにひっそりと暮らしているのでしょう。
シナリオの流れは、「導入→調査1→戦闘1→調査2→戦闘2→調査3→決戦→終結」となっています。調査1から決戦までが一晩のうちに行われるので、調査でできることは1人1回まで、と制限されています。仮に満月の夜以外に調査をしたら・・・敵に見つかるとなすすべも無く殺されるので、やめたほうがいいんでしょうね。
戦闘は、最初の2回は3ターンだけと決まっています。逃げることもできます。PCも敵も、最初の2回の戦闘では絶対死にません。大ダメージを受けると体の一部が無くなり、その周辺に配置されている特技は使えなくなります。敵の場合は部位を無くすことで異形の能力を失うこともあるので、最初の2回の戦闘に意味が無いわけではないのです。ただ、敵は強いので・・・攻撃を受けたら部位を失う、と思っておいていいでしょう。
敵の攻撃によって、心臓やら脳やらを失いつつ戦うPCたち。敵じゃなくてPCたちがホラーだよな、と思ってしまいます。
敵を倒して肉を食らうと成長できます。成長ではアビリティか特技を1つ増やすことができるのですが、アビリティを増やしすぎると肉を食うと即死する体になるので、何セッションこなしてもあまり強くなれないと思っておくといいでしょう。
システムは非常に軽く、マスターの準備も少なくてすむので、コンベンションで単発で遊ぶにはかなり遊びやすいゲームだと思います。


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