ラビットホール・ドロップス

初プレイ日:2012年5月26日(土)
童話のような世界に偶然入り込んでしまった【ドロップス(PC)】たちが、その世界の住人になって世界の危機を救う、というお話です。
デザイナー伏見氏の介護職の経験を活かして作られた【「児童・障害者支援TRPG」】ということで、ルールの簡単さとほのぼのとした世界観の、最近では珍しいゲームです(伏見氏のデビュー作であるブルーフォレスト物語も、食に困らない世界で独特のほのぼの感がありましたが)。
F.E.A.R.でおなじみの「今回予告」に相当する、【1枚のイラスト(地図に近いけど)を用意して、そこにあるルートやヒントを探しつつゴールを目指し】ます。
場合によっては戦闘を避ける事ができる・・・というか、戦闘や罠などを上手に避けるようにしないと、簡単にHPが尽きてしまうというか。見た目の割にシビア、という印象です。とはいえ騎士なんかは鎧が強くて「傷ひとつ追わない」ことも結構ありますけど。
でもここは童話の世界。やっつけられても死ぬことはありません。もちろん、敵を殺すのもダメですよ。攻撃で【こらしめるまでにとどめておいて】ください。ここで「本当は残酷なグリム童話」とかを持ってこられても困ります。いやあの、本気で困ります。
シナリオが終わったら、【ドロップスたちは夢から覚めて現実世界に戻ってきます。】こういう区切りをつけないと、[空想の世界に入ったままになってしまう人]もいるので、用途が用途なだけに[結構重要]なのかも知れません。
能力値は4種類。勇気、知恵、優しさ、幸運。2D6で能力値以下を出せば判定に成功します。6の目は0とみなしますが、6ゾロは自動失敗です。話が進んでいくうちに能力値を成長させる機会を得られるので、1ヵ所を集中して伸ばせばかなり活躍できると思います。
各役柄にはそれぞれ【得意技が2つあり、ほとんどが「自分にしかできないこと」】なので、見せ場を奪う危険性もあまりないと思います。TRPGに慣れるためにもちょうどいいゲームだと思えます。
ただ、ルールによる制約が少ない分、ゲームマスターはそれなりに大変ですので、ご注意を。基本的にほのぼの系なので、失敗時のペナルティは基本的に甘めでいいと思います。


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