メタリックガーディアンRPG

初プレイ日:2013年4月28日(日)
SRS公式初の、ロボットものTRPG(ロボットを扱えるクラスがあるゲームは存在していましたが)。特殊な才能の持ち主である【リンケージ】(クエスターのようなもの)が、適性の合う発掘兵器【ガーディアン】に乗って、【奈落エネルギー】を使ったロボットで世界征服を企むラーフ帝国と戦う…いわゆるスパロボ大戦ものです。
ガーディアンはアルティマ合金という特殊な金属で作られていて、今では発掘や加工しかできません。ルナチタニウムから作られたミーレスと呼ばれる、一般人でも乗れる、作成できる汎用機がありますが、性能は遠く及びません。
アルシャードセイヴァーRPG発売後、初のSRSを使用したTRPGでもあり、攻撃力の基本が2D6になっていたり、【役割も3種類(近接攻撃:ストライカー、遠隔攻撃:スイーパー、防御・支援:コンダクター)に分かれて】いたり、します。ただし、セイヴァーとの互換性はあまり無いようです(機体の大きさや射程の概念など、差異が色々あるので)。
リンケージクラス(乗り手の能力、上記3種)とガーディアンクラス(機体の能力)の2種類を1つずつ選んで、片方を2レベルにするのが基本。【リンケージクラスは2種類にすることもできますが、ガーディアンクラスは1つ】しか選べません。選んだクラスによって加護が決まりますが、作成時に2レベルにしたクラスがある場合は【片方だけ「加護を自由選択」できる】ようになっていて、3クラス取得する可能性が低いこのゲームではすごく助かりますし、加護のバランスも調整しやすくなります。なお、加護はセイヴァー準拠です。
戦闘ルールが普段のSRSとは違って、【スクウェアマップを使います。移動力や武装の射程もマス数で表現】されます。射程2以下の武装での攻撃を近接攻撃、射程3以上の武装での攻撃を遠隔攻撃と呼び、普段のSRSなら魔法に関する能力(魔導値、抗魔値)が割り当てられる部分に、【遠隔攻撃とその回避に相当する砲撃値と防壁値】があるのが大きな特徴です。また、遠隔武装を使うときは(特技がないと)移動出来ません。PCの攻撃力はどちらにも同じ値を適用します。
通常のHP(耐久力)とMP…このゲームではEN(感能力)は存在していますが、その他にFP(力場値)があります。【FPは機体の装甲】のようなもので事実上のヒットポイント、【HPは主に特技の代償】として、【ENは特技の代償やエネルギー武装(レーザー兵器等)を使う代償】として使われます。ブレイクすると弾数以外の代償が不要になりますが、FPやHPを加護以外で回復できず、0になると死ぬのは一緒です。
選んだガーディアンクラスによってHP以外の戦闘値が大きく変化するので、リンケージクラスを決めた際に、ガーディアンクラスもある程度決まると考えていいでしょう。装備した武装にもよりますが、【ボスの攻撃でも避ける小型機、耐えしのぐ大型機、近接戦か遠隔戦のどちらかに特化していて隙のある中型機、砲撃値以外全部高めの魔法機(ファンタズム)、ベテランにしか乗りこなせない汎用機(ミーレス)】、という感じです。
3レベルでもセイヴァーより数値が派手な上に、加護を乗せた攻撃でも耐え切ることがあります。SRSとしては珍しく長期戦を求められ、回復も重要になり、シミュレーションゲーム的要素もある…歯ごたえのあるゲームだと感じました。


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