超次元カードバトルRPG カードランカー

初プレイ日:2014年3月16日(日)
科学や資源の代わりにカードが使われ、発展した世界で大流行している、トレーディングカードゲーム「ソウルカード」のプレイヤー(カードランカー)、その中でも希少なレジェンドカードの使い手として、「ダークランカー」と戦うTRPGです。
と言うものの…カードは一切使わず6面体ダイスだけで遊ぶ、サイコロ・フィクションシリーズの1つです。コンテストの第一回大賞受賞作品で、これまでのサイコロ・フィクションよりは【かなりヒロイックで派手なゲーム】だと思います。戦闘バランスはこれまで通りデッドリーですけど、カードバトルそのものでは死者は出ません。とはいえ、勝敗がかなりの決定権を持ち、「神様だって逆らえない」そうです。
なんか別の意味で怖い。
サイコロ・フィクションではお馴染みの横6(1D6に対応)×縦11(2D6に対応)の特技リストには、どんなカードを操るのが得意なのかを決める表が書かれています(6つ選びます)。カードバトル以外の行動でも特技を使うので…カードに行動させるなどして調査とかをしているイメージでしょうか。また、【カードを新たに拾うこともあるので、引きが強いと大きくパワーアップ】することもあります(カードゲームらしくて楽しい)。
モンスターカード(戦闘中に使うカード)を実力に見合う枚数だけ持つことができ、これが「主に戦闘中にできること」になります。特技の数と同じ【66枚のカードがあるので、キャラクター作成時の選択肢はかなり広く】なります。【カードのコンボを考えたり、プレイヤー同士で連携コンボを考えたり】すると、それだけで何時間もかかるので、ほどほどにしましょう。
他のサイコロ・フィクションと同じで、【構築フェイズ(調査や下準備をするフェイズ)での調査行動がかなり重要】になります。シナリオボス(ダークランカー)の情報を集めきって敵の「欲望」を開放しなければ、強化された状態のボスと戦うことになるので、おそらくほとんど勝てません。ただ、調査の達成値は判定に成功するごとに-1され続け、成功しにくくなります。
そんなときに役立つのが「絆」です。【カードバトルを続ける理由を語ったり、今回の目的を語ったり、手番を費やして関係を構築したり】すると、相手に絆を結ばせて自分を助けることができるようになります。絆を1つ使うと相手の達成値を+1D6すること(他に2通りの使い方あり)ができるので、これで調査を強引に成功させたり、戦闘で活躍させたりできます。この【「絆」がゲーム全体を派手にしている要因】かな、って思います。
キャラクター作成やルール説明、コンボの相談など、事前にキャラクター作成がじっくり出来るなら、かなりお勧めできる楽しいゲームです(コンベンションなど、単発で遊ぶのは難しいかも知れません)。TCG自体を知らなくても多分大丈夫。


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