駆け出しアイドルRPG ビギニングアイドル

初プレイ日:2015年10月18日(日)
芸能人からスクールアイドルまで、様々な種類のアイドルになってファンを増やし、トラブルを解決していくゲームです。
【ファンを増やすことでどんなトラブルでも解決できる】世界観(ファンが1000人増えたら弟の手術が成功する、など)なので、ロールプレイなどで【工夫しないと、ファン数を増やすだけの作業ゲーと化す】ような気もします。
シナリオをクリアできなくても【死ぬ世界ではないからか、失敗率は高め】だと思います。ただし失敗回数がチャンスの値を超えると引退に追い込まれるので、油断はできません。
サイコロフィクション特有の6×11の特技リストからは、6つの縦軸から特技を各々1つずつ選ぶことになります。左右の関連はほとんどありません(身長が低い人はエスニックが成功しやすいとか、ばかは演技力が成功しやすいとか)。ただし「個性特技」を1つ決めることができ、メンタル(HP兼MPのようなもの)を消費すれば、どんな判定でも強引に個性特技で判定できます。
このほか、アイドルクラスと能力値を決める必要があります。「マジメ」は個性特技の判定が成功しやすいが周りの手助けを得られず、メンタルが低いタイプ。「コメディ」はギャップが多く埋まるため、通常の判定が成功しやすい多彩なタイプ。「ほのぼの」は能力値が低くてメンタルが高く、クライマックスのプレッシャーに負けずに輝くタイプ。この3つのクラスから1つ選びます。
能力値はも3種類あって、ライブでファンを増やすパフォーマンスに影響します。能力値と同じ数のD6を振って出た目(×ランクで決まる係数)がファン数になるのですが、ゾロ目を全て除去するため、ダイスが0個になったらボーナスがあるものの…【能力値を上げるだけではさほど得になりません】。セッション中に獲得した「思い出」を使って出目を操作する、自分への理解度を使ってもらう、などの工夫が必要になります。ちなみに期待値は…能力値2で7.5人、能力値3で7.57人、能力値4で8.84人、能力値5で8.83人(微減!)、能力値6で9.13人…でした。
ドラマフェイズでは「仕事」をこなしてファン数を増やしたり、オフに遊んだり特訓したりします。「遊ぶ」と思い出を、「特訓」すると能力値やアイドルスキルを増やせます。パフォーマンスにボーナスを与える「理解度」も同時に得られるのですが、極端な個性(点数が大きい特技)の持ち主は、判定に成功しにくい代わりに理解度が上がりやすくなるようです。
ライブフェイズでは後半にメンタルを大量消費します。なのでマジメを前半に、ほのぼのを後半に配置することが多くなります。前半と後半の間にプロデューサーからファンパワーによる支援が入るので、工夫次第ではセオリーを破ることもできるんでしょうけど。
アイドルもののアニメやゲームは種類も増えていて、狭いはずなのに人によってイメージがかなり違うジャンルだと思います。事前にGM・PL間でしっかり話し合って歩み寄りあえば、きっと楽しめることでしょう。


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