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第2章:基本ルール

第1節:鍵旗と味方
トラブル解決時に得られる鍵旗、キャスト強化に使う味方について
第2節:障害
キャストに押し付けられる障害の運用ルール、およびサンプル
第3節:ダメージ
装備を使った反動、市民ランクがない、などの理由でキャストが受けるペナルティ

 トレードオフでは1つの「シナリオ」を、いくつかの「ラウンド」に分割します。キャストたちは1ラウンドに1人1回ずつ「ターン」を獲得し、1ターンに1回判定をすることができます。
 1ラウンドのうちに用意された「障害」をすべて除去することができれば、高い達成値を出す助けとなる「鍵旗」を1つ入手できます。

ラウンド

 ディレクターはラウンド開始時に、判定の「分野」を「活劇」「博識」「心理」「経済」の中から1つ決定します。

活劇
体を動かす能力。
博識
知識や知識から得られる判断力、思考力など。
心理
行動予測や話術など、人間の感情に関する能力。
経済
地位や資産額の高さを元に、他者やモノを動かす能力。

 ディレクターはさらに、キャストの行動に適した「障害」を用意します。(プレイヤー人数)点の障害ポイントを獲得し、ポイントを消費して目標値と数を決定します。
 プレイヤーはディレクターの左隣から時計回り順に1回ずつ「ターン」を獲得します。

(1点)
目標値:2。苦手な人でも楽にクリアできる。
(2点)
目標値:5。得意分野であれば楽にクリアできる。
(3点)
目標値:10。ノーダメージでクリアすることは難しい。
至難(クライマックスのみ、0点)
目標値:(プレイヤー人数)×10。除去するとシナリオクリア(「ダメージ適用」は発生しない)

ターン

 プレイヤーは自分のターンに1回、下記のうちいずれかの行動を行うことができます。
 「ターン開始」→「行動選択」→「判定」→「結果適用」→「ダメージ適用」→「ターン終了」の順に行います。

解決(シュート)
障害を1つ除去することができる。目標値は「障害ごとに異なる」。
達成値を(÷10)すると、達成値以下のすべての障害を対象にできる。
交流(コミュ)
味方を1つ獲得することができる。目標値は「倍率」×2。
回復(レスト)
ダメージを1つ除去することができる。目標値は「倍率」。
達成値を(÷10)すると、達成値以下のすべてのダメージを対象にできる。

判定

 トレードオフには自動成功、自動失敗、クリティカル、ファンブルなどは一切ありません。
 「ダイスロール」→「装備・味方・鍵旗の使用」→「達成値の算出」→「ミラクル発生の確認」→「対象拡大の確認」の順に行います。

ダイスロール
指定された分野に属する(装備と味方の数の合計)個のd10を振り、最も高い出目を採用。
鍵旗を1つ除去すると、ダイスロールをやり直すことが可能(ダメージは受けない)
装備・味方・鍵旗の使用
指定された分野に属する装備・味方・鍵旗のうち、1つを使用できる。これにより「倍率」と「ダメージ」が決定。
達成値の算出
達成値=(最も高い出目)×(倍率)
ミラクル発生の確認
「達成値=100」のとき、「ミラクル」が発生。
対象拡大の確認
「解決」と「確認」の場合、「達成値÷10」することで対象を「達成値以下のすべて」に拡大可能。

ミラクル

 ミラクルが発生した場合、「結果適用」においてすべての障害とダメージのうち、望むものすべてを除去することができます(残すものを自由に決めることも可能)。プレイヤーは何が起きたのかを自由に描写することができます。
 結果適用のあとの「ダメージ適用」は、通常通り行います(「至難」が除去された場合を除く)
 さらに「革命」ポイントを1点獲得することができます。

[最終更新日 2016.11.25]