[TRPG]第10回 TORGオンリーコンベション
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男性プレイヤーが女性キャラクターを演じる場合と、女性プレイヤーが男性キャラクターを演じる場合とに分けられます。残念ながら僕の周りには女性プレイヤーがあまりいないので、男性プレイヤーのことについて中心的に話をしていきます。
異性のキャラクターを演じるとき、自分が理想とする異性像(アニマ・アニムス)をロールモデルにすることが多くなりがちです。そのため、男性が演じる女性キャラクターは本当の女性よりも女性らしく、女性が演じる男性キャラクターは本当の男性よりも男性らしくなる傾向が強いです。
まず、基本的に女性の言葉遣いで話す男性は気持ち悪いと思われてしまうことを覚えておくべきでしょう。たまにキャラクターボイスとして声優の名前を設定する人がいますが、自分の頭の中ではその声優がしゃべっているように聞こえていても、周りの人には男の声にしか聞こえません(その声優さんを知っている人にとってはどうなのかは分かりませんが)。
ではどうすれば気持ち悪いとは思われずに済むかですが。ここでは「ですます調で話す」、「方言などの聞き慣れない言葉で話す」、「説明を加えつつ話す」などの手法を紹介しておきます。
「ですます調で話す」について。要するに語尾を「○○です」や「○○ます」にするだけです。比較的おとなしい性格の女性キャラクターであれば似合いますし、ただの丁寧語なので男が話してもさほど違和感がありません。欠点は活発な女性キャラクターにはあまり似合わないことでしょうか。
「方言などの聞き慣れない言葉で話す」について。方言には比較的男女差が少なく、また自分の出身地でない限りは聞き慣れない言葉遣いなので、男と同じ言葉を女が話していても違和感はありません。なので、男性プレイヤーが女性キャラクターとして話すときに使ってもそれほど違和感がなくなります。欠点は違和感がないせいでキャラクターの性別を勘違いされてしまう可能性があることでしょうか。
「説明を加えつつ話す」について。「『○○』と言います」という感じに、キャラクターのセリフを説明する形式をとります。女性の言葉遣いは入りますが、直後に説明言葉が入っているので違和感がかなり弱まります。欠点は盛り上がる場面でこの方法を使うと言葉が冗長な感じになり、テンションを下げてしまう可能性があることでしょうか。しかし、セリフと行動宣言とをうまく組み合わせると、例えば「『○○』と言って△△します」というように言うと冗長な感じになるのを防ぐこともできます。
どの方法にも一長一短がありますし、これ以外にもいい方法があるかもしれません。
逆に、避けたほうがいいことですが。ここでは「声のトーンを上げる」、「女言葉を多用する」などをあげておきましょう。
「声のトーンを上げる」について。元々低い声の人なら少しくらい高くなっても気にならないかもしれませんが、女性に近い高さの声を出せる人の場合は周囲に不快感を与えてしまう可能性が高いでしょう。
「女言葉を多用する」について。最近の女性はいわゆる女言葉、「あら」「まあ」や「わ」「だわ」「のよ」「かしら」などの言葉をあまり使いません。これらの言葉は女性が用いる言葉としてはすたれてきており、最近ではゲイの一部が用いる「オネエ言葉」として認識されることが多いです。マンガやアニメなどのジャンルでは、キャラクターが女性であることを示すためにわざと女言葉を多用することもありますが、最近ではそれも減ってきています。そのため、女言葉を多用すると女性っぽくというよりはオカマっぽくなります。なので、中性的な言葉遣いがベターだと思います。
男性プレイヤーが女性キャラクターを演じていると、無意識のうちになってしまうこともあるので、気をつけましょう。
女性プレイヤーが男性キャラクターを演じる場合。ジェンダーについては男性より女性のほうが許容範囲が広く、男らしい口調で話しても「ボーイッシュ」として認められることが多いように思えます。しかし男性の悪い面が表に出てくるようだと「がさつ」だと言われてしまうでしょう。
「ボーイッシュ」と「がさつ」とは本来ベクトルが違う言葉なので、並べてしまうのは不自然なのですが。「がさつ」は「気配りが足りない」とか「乱暴である」とか、「いわゆる女性らしさの欠落」として認識されることが多いようです。男性が女性を演じる場合と一緒で、男性になりきろうとするのはよくないことなのかもしれません。
ではどうすれば「がさつ」にならずに男っぽく演じられるか、についてですが、少女マンガに登場する男性主人公をロールモデルにすればいいのではないか、と思います。少女マンガの男性主人公は女性の心理を理解していることも多く、女性主人公のことを大切にしてくれます。現実の男性と違って「女性に理解してもらうために作られた男性像」なので、女性でも演じやすいと思います(逆に男性が演じようとすると難しいかもしれません)。
異性を演じる、ということは違和感のある行動ですので、演技に熱を入れてなりきろうとするのは危険なことなのではないか、と思います。ほどほどくらいでちょうどいい、のかもしれません。
[最終更新日 2008.6.1] [▲ ページトップへ ▲]
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