[TRPG]第10回 TORGオンリーコンベション
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「talk」と「speak」を辞書で調べると、speakが「(一方的に)話す」という意味なのに対し、talkには「話し合う」という意味があります。「話し合う」ためにはどうすればいいかというと、「話をする」ことと「話を聞く」ことの両方を行えばいいわけです。ここから、テーブルトークRPGには「話を聞く」ことが必要だとわかります。
一般的な話の聞き方については、検索エンジンで「話を聞く」などで検索するといっぱい出てきますので、参考にしてみてください。ここでは特にTRPGに特化した話の聞き方について書こうと思います。
まず、プレイヤーがゲームマスターの話を聞くことについて。
TRPGでは、ほとんどの情報は口頭で伝えられます。場合によってはイラストや音楽、メモなどを使うことがありますが、あまり多くはありません。
ゲームマスターがプレイヤーに話す言葉は大きく3つに分類されます。「キャラクターが置かれている状況の説明」と「キャラクターがどんな行動をするかの質問」と「キャラクターの行動に対する回答」です。
いずれも適切な行動をとるために必要な情報ですが、TRPGにおける「適切な行動」というのは2種類あります。ひとつは「正しいと思われる行動」、もうひとつは「自分のキャラクターならこうするだろうと思われる行動」です。論理的に正しいことをするだけがTRPGではありません。そのキャラクターらしい行動であれば、「演じる」という意味では間違いではないのです。しかし明らかに変な行動を取るのは周りに迷惑がかかるので、キャラクターらしさを失わない範囲でいかに正しい行動を取らせるかを工夫しながら演技すべきでしょう。
「状況の説明」の中には、これから何をすればいいかのヒントが隠されているので、特に慎重に聞いておくべきです。メモを取るのもいいでしょう。なお、人間が集中して聞いていられる一番いい時間が3分ということなので、ゲームマスターは説明をなるべく短くするように心がけてください。説明を細切れにして質疑応答する中で説明する、という手法もあります。経験上、説明ではなくNPCとの会話であれば、比較的長い時間集中していられるようです。
「質問」は、ゲームマスターからの問いかけなので何らかのリアクションを返す必要があります。考える時間が必要なときは、お願いすればたいていは待ってくれるでしょう。ただし、1分以上は待たせないように。何も思い浮かばない場合は素直にそう伝えてください。まあ、毎回「思い浮かびません」では困りますが。なお、NPCとの会話は「質問」と「回答」の繰り返しといえるでしょう。
「回答」は、キャラクターの発言や行動(判定を含む)へのリアクションです。「回答」がそのまま次の「質問」になっている場合も多いですし、「状況の説明」になっていることもあります。注意深く聞いておき、重要そうな回答が返ってきたらメモを取るといいでしょう。
次に、プレイヤーが他のプレイヤーの話を聞くことについて。
プレイヤーが他のプレイヤーに話しかけるのは、「プレイヤーとして話しかける場合」と「キャラクターとして話しかける場合」があるでしょう。どちらも何らかのリアクションを返す必要があります。ただの雑談である場合もありますが・・・
プレイヤーとして話しかける場合。キャラクター同士の情報交換をどのように行うかを相談する、キャラクターがどんな行動をすればいいかを相談する、などのメタコミュニケーションが最も多いと思われます。情報交換であれば、どこで出会うか、どのような状況で出会うか、などを相談してゲームマスターに進言し、キャラクター同士が出会うためのシーンを作ってもらうことが目的になります。キャラクター1人が集められる情報は有限であるため、目的達成のためには他のキャラクターが持っている情報を必要とする場合がほとんどです。自分が登場するシーンでなくともゲームマスターの話はしっかり聞いておくべきでしょう。
キャラクターとして話しかける場合。情報交換であったり、ただのコミュニケーションであったりします。最近のゲームではキャラクター間のつながりが薄く、あまりキャラクター同士で会話をしないことも多いようです。しかし、「テーブルトーク」と言うからには「話し合って欲しい」と思います。リプレイを読むとキャラクター間での会話はそれなりに行われているので、参考にするといいでしょう。
いずれの場合も、「自分が何をしたいのか」ははっきり言った方がいいと思います。自分の意図を伝えずに話をすると、話が望まない方法に進んでしまうことがあるからです。
最後に、ゲームマスターがプレイヤーの話を聞くことについて。
慣れないうちはプレイヤーからの回答や行動宣言を聞くだけで精一杯だと思います。それを聞くことはもちろん最重要です。
しかし慣れてきたら、なぜそういう発言をするのかを考えながら話を聞くようにするとよいでしょう。「こういう活躍がしたい」というプレイヤーの欲求を読み取り、できるだけかなえてあげるのです。マスターに慣れてくればシナリオをその場で修正することもできるようになってきます。1人で考えた話よりは、複数人で考える話の方が面白いものです。話のアラを整えることもできます。なので、プレイヤーの提案は積極的に採用するといいと思います。
[最終更新日 2008.5.7] [▲ ページトップへ ▲]
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