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竜術士になりたいっ!

ストーリー

 今日は竜術士の寄り合いの日。竜術士見習いになったみんな(プレイヤーたち)も呼ばれています。

 ランバルス:「竜術を使っても平気なくらい丈夫な家は、あと1箇所しかないんだ。だから竜術士として独立できるのは1人だけだな。」
 モーリン:「では、他の方はどうなさいますの?」
 マシェル:「せっかくみんな仲良くなれたのに・・・」(おろおろ)
 ミリュウ:「マシェルくん、すぐにお別れっていうわけではないんだから。」(手をマシェルの肩に添える)
 メリア:「居場所をかけた試験を行ってもらうわ・・・ そうよね、イフロフ。」
 イフロフ:「・・・うむ。ずずっ・・・」(茶をすする)
 カディオ:「独立できなかったらどうなるのかは、試験が終わるまでは秘密にしておく。」(ニヤリ)
 エレ:「というわけで、試験開始は明日から。がんばるのよ、みんな。」

ゲームルール

趣旨

みなさんは「竜術士見習い」になります。試験に合格して、ほかの見習いより早く「竜術士」になることを目指しましょう。

適正人数

3~6人で遊びましょう。2人、7~8人でもなんとか遊べると思います。

プレイ時間

「試験」1回で10~30分かかります。

勝利条件等

「ししょう」カードで指定された属性の日数カードの合計が、必要日数以上に届くと試験に「合格」し、「竜術士」になることができます。
ちなみに、暗竜術士と竜王の竜術士(7属性)になるのは非常に難しいので覚悟してください。

[表部分はスクロールが可能です]

プレイヤー人数必要日数マシェル(全属性)
2600250ずつ
3500200ずつ
4400150ずつ
5350150ずつ
6~300100ずつ

遊び方

  1. じゃんけんか何かで勝った人が、「師匠」になります。
    (注:「師匠」もゲームに参加できますので、安心してください)
  2. 「師匠」は山札をよく切り、1人に7枚ずつ(自分の左隣から順に時計回りに)カードを配ってください。
  3. 「師匠」は「ししょう」札をよく切り、1人に1枚ずつ(自分の左隣から順に時計回りに)カードを配ってください。「ししょう」カードは他の人に見せないようにしてください。
  4. 「師匠」の左隣の人から、時計回り順にターンを進行させましょう。
  5. 最初に「合格」条件を達成した人は、「合格」を宣言します。「合格」した人が勝利し、「竜術士」になることができます。
  6. 途中で山札がなくなったら、ターンのうち「1.ドロウ」を省略してプレイを続行します。全員が1回ずつパスしたら試験終了です。
  7. 誰も「合格」できなかった場合、「追試(ドローゲーム)」が行われます。試験をもう1度やり直してください。

「たいへんっ」カードの使い方

  1. 全プレイヤー共有の「場」に出すことができます。
  2. 場に出した人の次以降のプレイヤーは、 自分のターンで「りゅうじゅつ」を使って解決できれば、日数を稼ぐことができます。解決できなければ「たいへんっ」カードは場に残ります。
  3. 7種の竜術で解決する「たいへんっ」の場合、
    解決できたときにどの属性の日数カードにするかどうかを、自分で決めることができます。

ターン

ターンは、次の順番で進行させてください。

1.ドロウ
カードを山札から1枚引き、手札を補充します。
2.チェンジ
他の竜術士候補とカードを交換することができます。
交換をお願いされた側は拒否することもできます。
等価交換(互いに同じ枚数を交換)にする必要はありません。
3.プレイorパス
「おべんきょう」「たいへんっ」「りゅうじゅつ」のうち、いずれかを1枚使うことができます。
パス(何もしない)することもできます。
「とくしゅ」カードはいつでも(自分のターンではなくても)使えます。
4.ドロップ
手札が8枚以上なら、7枚にしましょう。

カードデータ

白黒ですが、カードをダウンロード(PDF 56KB)することができます。印刷して使ってください。

カード一覧

[表部分はスクロールが可能です]

種類効果枚数備考
おべんきょう光+50日3
おべんきょう暗+50日2
おべんきょう火+50日3
おべんきょう水+50日3
おべんきょう木+50日3
おべんきょう風+50日3
おべんきょう地+50日3
おべんきょう光+100日4
おべんきょう暗+100日3
おべんきょう火+100日4
おべんきょう水+100日4
おべんきょう木+100日4
おべんきょう風+100日4
おべんきょう地+100日4
たいへんっ光+150日2「光」竜術カードで解決
たいへんっ暗+150日2「暗」竜術カードで解決
たいへんっ火+150日2「火」竜術カードで解決
たいへんっ水+150日2「水」竜術カードで解決
たいへんっ木+150日2「木」竜術カードで解決
たいへんっ風+150日2「風」竜術カードで解決
たいへんっ地+150日2「地」竜術カードで解決
たいへんっ任意+300日17種の竜術カードを全て1枚ずつで解決
りゅうじゅつ光の事件を解決3
りゅうじゅつ暗の事件を解決2
りゅうじゅつ火の事件を解決3
りゅうじゅつ水の事件を解決3
りゅうじゅつ木の事件を解決3
りゅうじゅつ風の事件を解決3
りゅうじゅつ地の事件を解決3
ししょう:マシェル「全属性」の日数を100~250日ずつ集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:モーリン「光」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:メリア「暗」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:イフロフ「火」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:エレ「水」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:カディオ「木」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:ミリュウ「風」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
ししょう:ランバルス「地」の日数を300~600日集めると合格1山札には混ぜないこと
とくしゅ:あんりゅうのいかり全員、手札をランダムに1枚捨てる1いつでも使える
とくしゅ:おおあらし順番が逆回りになる1いつでも使える
とくしゅ:おべんとたくさん手札を5枚増やす1いつでも使える
とくしゅ:おわっちゃった場に出ているたいへんっカードを1枚捨てる1いつでも使える
とくしゅ:かぜひいたかな誰か1人を指定し、1回休み1いつでも使える
とくしゅ:せんせいごめんね誰か1人を指定し、日数カードを1枚捨てさせる1いつでも使える
とくしゅ:ちょうしわるいな誰か1人を指定し、手札をランダムに3枚捨てさせる1いつでも使える
とくしゅ:ちょっとかしてね欲しいカードを宣言し、持っている人がいたら1枚もらえる1いつでも使える
とくしゅ:ちょっとまってよとくしゅカードの効果をキャンセル1いつでも使える
とくしゅ:とりかえっこ誰か1人を指定し、獲得済みの日数カードを1枚ずつ交換する1いつでも使える

カードの効果

おべんきょう
日数を稼ぐことができるカードです。
たいへんっ
何か事件が起こります。場に出すことが出来ます。
自分のターンで「りゅうじゅつ」を使って解決できれば、日数を稼ぐことができます。
りゅうじゅつ
「たいへんっ」を解決するために使うカードです。
ししょう
山札には混ぜないカード。竜術士候補が解決すべき課題です。
とくしゅカード
上記以外のカード。効果はカードごとに異なるので、それぞれのカードを参照しましょう。
日数カード
獲得済みの「おべんきょう」「たいへんっ」の2種類を合わせた呼び方です。

あとがき

 最初は、コーセルテルの竜術士(シリーズ)を基にしたTRPGを作りたいと思っていたんです。でも戦闘はないしほのぼのしているし、TRPG向きじゃないんですよね。なのでカードゲームにしてみました。
 「竜術士になる」ことを目的としたゲームにしようというテーマまでは、すぐに決まりました。モンスターメーカー(1作目)や銀河英雄伝説、電車でGO!など、目的の距離まで進めば勝利というカードゲームを参考に、システムの基本部分もすぐに決まったのですけど、特殊カードのネタがなかなかなくて大変でした。

 このゲームの一番の問題点は絵がないことです。だれか描いてください・・・ いやあの、100枚も描くのは相当難しいというのはわかっているんですけど・・・
 それと、原作で「竜術士の代替わり」がまだ話題にすら上がっていなかった頃の作品なので、ストーリーが相当不自然ですが、ご了承ください。

 2004/9/4にテストプレイを行った結果をふまえて、ルールを大きく改訂しました。特に大きく変わったのは「たいへんっ」カード。「他のプレイヤーにくっつけるお邪魔カード」から「全員がGET可能な日数カード」へと変更しました。
 他には、「他の竜術士候補と手札を交換できる」手順を追加しました。旧バージョンは個人プレイ&足の引っ張り合いでしたが、今回は「用心深く協力」することができるようになり、ゲームとしての面白みを増すことができた気がします。
 プレイヤー人数と必要日数の調整が済めば、おそらく完成です。

ver 1.0α by 相楽

[最終更新日 2015.7.15]