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舞台

 ここではサンプルとして、1つの架空の学校と設定を紹介します。話をスムーズに動かすために用意したものなので、不要であれば使わなくとも構いません。

 魔物。それは人間の感情から生み出されるモノ。憎しみなどの悪しき感情から生まれるモノは悪魔とも呼ばれ、喜びなどの良い感情から生まれるモノは天使とも呼ばれる。そうして生まれた魔物たちは、人間たちを支配することをたくらみ、事件を起こすことで人間にさまざまな感情を引き起こす。魔物たちは殺すことよりも苦しめること、惑わすことを好む。その方がさまざまな感情を得られるから。
 魔物が特に生まれやすい土地を封じるため、そして能力者を育てるため。神社や寺、教会などが協力し、霊的な能力を持った生徒たちを集める学校を全国各地に設立させた。だが無用な混乱を避けるため、すべて秘密裏に行われている。

 「蒼月学園」も、霊的に作られた学校のうちの1つである。都心から1時間くらいかかる住宅街「鈴鳴市」にある中高一貫教育の学園だ。表向きは二流の進学校だが、一芸に秀でた者を集めた特待生学級があることでも知られている。
 越境入学者のための男子寮、女子寮があり、全国大会に出場経験のある部活も多い。スポーツでは個人競技や武芸が特に強く、芸術分野でも名をはせている。

 霊的能力が高いという理由で特待生になった者は、その選考基準が他の生徒と半数以上の教師に明かされないので、秘密特待生とも呼ばれる。彼らは学費を全額免除され、霊的な能力を持っていることを隠すことのできる環境を得る。
 その代わり、彼らは全員「ボランティア同好会」に所属し、学校内で起こるオカルト的事件の解決を依頼される。顧問教師が直接手伝うことはまず無いが、証拠隠滅など、秘密特待生たちが動きやすくなるよう取り計らってくれる。とはいえ現場を直接見られてしまうとどうしようもないので、常に注意を払う必要がある。
 ボランティア同好会には、部活動中は授業に出なくても出席扱いになる、という特権が与えられており、事件解決に全力を注ぐ環境が整っている。授業に出なくても出席扱い、という特権につられて入部する普通の生徒も多く、幽霊部員を含めて部員数は60人弱。うち約半分が一般生徒である。
 なお、秘密特待生の兼部は認められているが、ボランティア同好会の活動が最優先になる。ただし、普通のボランティア活動に参加する義務は無い。

<部活動・委員会・自治会>

 ここにあるものはサンプル(またはテストプレイ中に登場したもの)であり、これ以外の部活動も存在している可能性があります。ただし、似た内容で違う名前の部活動を作ると混乱の元になるので、控えてください。
 委員会は、各クラスから男女1名ずつ選ばれます。選挙管理委員は自治会選挙が行われるときにだけ活動する委員で、男女問わず1名のみになります。
 自治会は中等部・高等部混合の、生徒会に相当する団体です。会長・会計・書記・各委員長(企画、図書、風紀、保健、選挙管理)を高等部生徒が、副会長・副会計・副書記・各副委員長を中等部生徒が担当しています。選挙管理委員長・副委員長は委員内互選で決まりますが、その他は年1回の自治会選挙で選ばれます。選挙管理委員以外の自治会役員は、任意で1名の補佐を任命する権利を持っています。
 「部」を名乗るためには、顧問の教師と実績が必要です。部室と予算が与えられます。数年続けて実績がないと、同好会に降格することもあります。
 「同好会」は顧問の教師がいるものの、実績があまりない部活動です。部員の人数が多ければ部室と予算が与えられます。「研究会」も同好会とみなします。
 「愛好会」は顧問の教師がいない非公認団体(名乗っているだけ)です。自由に設定できますが、部室も予算もありません。なお、下の一覧にも載っていません。

(体育系)

アーチェリー同好会、応援団(部)、空手部、弓道部、功夫同好会、剣道部、サッカー部、柔道部、水泳部、ソフトボール部、体操・新体操同好会、卓球部、テニス部(硬式/軟式)、ナギナタ同好会、バスケットボール部、バレーボール部、フェンシング同好会、野球部(硬式/軟式)、ラグビー同好会、陸上部

(文化系)

ESS(部)、映画研究会、演劇部、オカルト研究会、科学部、合唱部、華道部、管弦楽部、軽音同好会、茶道部、写真部、手芸部、新聞部、超自然現象研究部、調理部、テーブルゲーム研究会、パソコン同好会、美術部、文芸部、弁論部、放送部、ボランティア同好会、漫画研究会、落語研究会

(委員会)

学級委員、企画委員、図書委員、風紀委員、保健委員、選挙管理委員

[最終更新日 2015.7.15]