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提言3:衆議院・参議院改革

 私たちは、衆議院を完全小選挙区制、参議院を完全大選挙区制にし、同時に1票の格差の是正と定数削減を行ないます。

 私たちは1票の格差が2倍以上という状態を一刻も早く解消すべきであると考えています。2003年の衆議院選挙では4万3232票で当選した議員がおり、12万9988票で落選した議員がいます。最小得票当選者の3倍以上の票を得ていながら落選した議員がいたということは、有権者の1票を投じる権利(参政権)があまりにも軽視され、歪められているということにつながります。
 私たちは選挙法に1票の格差が最大2倍以上ある場合、選挙結果を無効とするための条項を直ちに追加することを提案いたします。

 現行の選挙制度では、衆議院は小選挙区制・比例代表制併用型、参議院は中選挙区制・比例代表制併用型になっており、衆議院と参議院の差がほとんどない状態になっています。かつて参議院は「良識の府」と呼ばれ、大政党の干渉を受けない議論が交わされたといいます。
 2003年衆議院選挙後の時点では、衆議院では単独過半数の自民党が参議院での過半数を得るために公明党と連立している状態です。つまり、現行の選挙制度ではキャスティングボートを持つ第三政党が実力以上の力を持つ状態になってしまっています。
 そこで私たちは、衆議院を完全小選挙区制、参議院を完全大選挙区制にすることを提案いたします。小選挙区制では二大政党化が進み、短時間で議事を進行できるという利点を得ることができます。
 一方参議院では小党乱立状態となり、過半数を持たない政権党を複数の政党が監視する状態になります。ここで重要なのは連立政権に3つ以上の政党が関与するということです。与党第二党が第一党に対して実力以上の圧力をかけることができないようにならなければいけません。大選挙区制によって、与党第一党は連立相手を政策に応じて変えることができるという利点を得ることができ、与党第二党以下の政党は脱連立を盾にして第一党の暴走を止めることができるようになります。これにより参議院は「良識の府」としての復活を果たすことができるでしょう。
 なお、定数については衆議院においては現行の小選挙区制と同じ300名程度、参議院は衆議院より少ない数(200程度)がふさわしいと考えます。

 なお、選挙権については権利であると同時に義務にすることが望ましいと私たちは考えています。病気や怪我などにより意識がない状態である者を除き不投票者に対して罰金を科すことを義務付ける条項を選挙法に追記することも併せて提案いたします。
 これを実現するためには、意識はあっても移動できない人などのために不在者投票を病院などでも行なえる制度を整えることも必要だと考えます。
 私たちはこのため、電子投票システムの導入を強く訴えていきます。

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