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第1章:キャラクター(作成・再調整)

キャラクター作成手順

  1. 感情のレベル総計、感情数限界をGMが決める。
  2. 個々の感情の対象、分類と好き嫌い、レベルを決める。対象が同じであっても、分類が違うと別の感情とみなす。
    ちなみに、このゲームでは、一時的な感情は「ダメージ」のうちの一部として表現する。
  3. 感情に付与されるエフェクトとアイテムを決める。同じ名前のエフェクトやアイテムを2つ以上持つことはできるが、同時に使うことはできない。
  4. 年齢、性別などの任意データ(ランダムチャートを参照して決めてもよい)を決める。

キャラクター再調整手順

  1. LUNAでは、キャラクターの持ち込みと経験点の使用は、基本的にOKとする。
  2. 自分のキャラクターの感情のレベル総計と、GMが決めたレベル総計との差を求める。
  3. 自分のキャラクターのほうが高ければ、(レベル差×10)点の経験点を、GMを含む参加者全員にそれぞれ譲渡する。
  4. GMの許可があれば、感情に付与されるエフェクトやアイテムを決め直してもよい。
  5. ただし、他のプレイヤーかGMのうち誰かが反対すれば、持ち込みキャラクターは不許可になる。
  6. なお、「第5章:結」で述べる「神人」になったキャラクターは持ち込み不可とする。

感情のレベル総計と個々のレベル

  1. GMは、下記の「感情実力相関表」を参照し、レベル総計を決めること。
  2. キャンペーンなどの場合、
    • レベル総計が一番低い人のレベル総計をそのまま採用する
    • 初期のレベル総計+使用回数×3など、計算式を決めておく
    • レベル差は気にしないで、そのまま使い続ける
    など、各自工夫すること。
  3. 個々の感情のレベルは、下記の「感情強度相関表」を参照し、決めること。ただし、
    • 5レベル以上の感情は1つしか持つことができない
    • 感情の感情限界数を超える数の感情を持つことができない
    • 最大レベルは6
    というルールがある。
  4. キャラクターを継続して使う場合は、
    • 6レベル以上の感情は1つしか持つことができない(「神人」を除く)
    • セッションインの時点では、最大8個しか感情を持つことができない
    • 最大レベルは6(「神人」を除く)
    というルールがある。

感情実力相関表

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実力レベル総計感情数限界
一般人
有能10
一流15
英雄21
超人28

感情強度相関表

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レベル好き嫌い
感情喪失(データ上から消滅します)
知人義務感
友人無視
親友敵対
愛しい人殺意
命に代えても問答無用
唯一絶対不倶戴天
7~人知を超えた神の愛人知を超えた神の怒り

感情分類表

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出目(D6・ROC)分類解説
個人特定の個人。有名度によって「無名・地域内・国内・世界中」に細分化。「特定業界のみ」を指定可
組織特定の組織や団体。有名度によって「無名・地域内・国内・世界中」に細分化。「特定業界のみ」を指定可
民族特定の民族や種族。種類によって「地域内・小分類・大分類・全般的」に細分化。「異性」「同性」を指定可
生物知的生命体を含まない、特定の生物。種族によって「個体・小分類・大分類・全般的」に細分化
物品特定の非生物や概念、または食物としての生物。種類によって「固有・小分類・大分類・全般的」に細分化
地形特定の街や地域、自然など。種類によって「固有・小分類・大分類・全般的」に細分化

 例えば、日本のTRPGデザイナーはたいてい「個人・国内・特定業界のみ」になります。ほとんどのTRPGサークルは「組織・無名」でいいでしょう。「TRPG」そのものは、ルールブックそのものであれば物品ですし、ゲームそのものをさすなら概念ということでやはり物品になります。特定の作品が好きなら「固有」、TRPG全般なら「小分類」、カードゲームなどのアナログゲーム全般を含むなら「大分類」になります。豚や鯨などは「生物・小分類」ですが、食物としての豚や鯨は「物品・小分類」とします。
 同じ「鯨が好き」であっても、生物として好きであれば殺さず守ろうとし、食物として好きであれば絶滅しない程度に殺して食べようとすると思います(全滅すると二度と食べられなくなるので)
 架空の生物については、知的生命体は民族、そうでなければ生物とします。
 人類以外の知的生命体がいる世界では、全般的は「魔物」「人系種族」など、大分類は「エルフ」のような1種族全て、小分類は「海エルフ」「森エルフ」のようなもう1段階限定されたものになります。人類のみの場合は全般的は「人類」「宇宙人」など、大分類は特定の民族群や文化圏(ラテン系民族、漢字文化圏など)、小分類は特定民族や国民(アングロサクソン、日本国民など)になります。

感情対象参考表

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出目(D66・ROC)関係
11著名人・有名人
12特定の民族
13配偶者・婚約者
14父・母
15兄弟・姉妹
16息子・娘
22祖父・祖母
23その他の親戚
24級友・同僚
25後輩・部下
26先輩・上司
33ペット・動植物
34友人
35幼なじみ
36ライバル
44後援者
45所属組織
46非所属の組織
55特定の趣味
56特定の地形
66愛用の品

感情の対象範囲の広さによる判定修正

 感情の分類によって、それぞれの感情には「判定修正」が設定されます。これらの修正は、「第3章:承」で行う「調査判定」「回復判定」と、「第4章:転」で行う「解決判定」の達成値に加える値です。
 ただし、「PC」に対する判定修正は、常に「±0」とします。

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分類細分化判定修正解説
個人無名+15特に誰にも知られていないような無名の人物
地域内+10/+15町内、都市内など、特定地域のみで有名。「特定業界のみ」で有名な場合は右の値に
国内+5/+10国内で有名。「特定業界のみ」で有名な場合は右の値に
世界中±0/+5世界中に名が知れ渡っている。「特定業界のみ」で有名な場合は右の値に
組織無名+10特に誰にも知られていないような無名の組織
地域内+5/+10町内、都市内など、特定地域のみで有名。「特定業界のみ」で有名な場合は右の値に
国内±0/+5国内で有名。「特定業界のみ」で有名な場合は右の値に
世界中-5/±0世界中に名が知れ渡っている。「特定業界のみ」で有名な場合は右の値に
民族地域内+5/+10特定地域の民族、または特定地域の住人。「異性」「同性」に限定する場合は右の値に
小分類±0/+5特定の民族、または特定国内の住人。「異性」「同性」に限定する場合は右の値に
大分類-5/±0特定の民族群や種族、または一文化圏内の住人。「異性」「同性」に限定する場合は右の値に
全般的-10/-5地球人、宇宙人、魔物など、全般的なもの。「異性」「同性」に限定する場合は右の値に
生物個体+10ペットなど、特定の知的生命体以外の生物。名前をつけること
小分類+5豚、鯨、桜、牡丹など、特定の動物、または植物。食料としての好き嫌いは「物品」にすること
大分類±0哺乳類、爬虫類、花、木など、大きな範囲の動植物。食料としての好き嫌いは「物品」にすること
全般的-5動物、植物など、全般的なもの。食料としての好き嫌いは「物品」にすること
物品固有+10聖剣エクスカリバー、「13」など、名前をつけて呼ぶべき固有の物品。抽象概念を含む
小分類+5剣、斧、雪、数字、漢字など、一般的な物品。抽象概念を含む
大分類±0武器、水分、文字、会話、日本語など、物品の大きな枠組み。抽象概念を含む
全般的-5兵装、機械、言語など、大分類よりも大きな枠組み。抽象概念を含む
地形固有+10富士山、板橋区、玉置神社など、名前をつけて呼ぶべき固有の地形、都市、建物
小分類+5世界の名山、東京都、神社など、特定の地形、地域、
大分類±0あらゆる山、日本、パワースポットなど、大きな枠組みの地形、地域、場所
全般的-5あらゆる自然、地球など、大分類よりも大きな枠組み

エフェクト

  1. 世界ごとに設定されているものから選択すること。
  2. 下記は現代地球の例であるが、「全世界共通」は「第2章:起」でPCに対する感情を得たときに自動的に与えられるものである。
  3. 同じ名前のエフェクトを2つ以上持つことはできるが、同時に使うことはできない。

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名称推奨する感情対象解説
共有(全世界共通)PCこのエフェクトを、相手が持っているエフェクトのどれかに書き換える。一度行うと元に戻せない。

アイテム

  1. 世界ごとに設定されているものから選択すること。
  2. 下記は現代地球の例であるが、「全世界共通」は「第2章:起」でPCに対する感情を得たときに自動的に与えられるものである。
  3. 同じ名前のアイテムを2つ以上持つことはできるが、同時に使うことはできない。

[表部分はスクロールが可能です]

名称推奨する感情対象解説
贈り物(全世界共通)PCこのアイテムを、任意のアイテムに書き換える。一度行うと元に戻せない。

[最終更新日 2015.7.15]