[TRPG]第10回 TORGオンリーコンベション
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TRPGは、「テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム(Table-talk Role Playing Game)」の頭文字です。
「テーブルトーク」は英語で「食事中の雑談・座談」という意味です。「ロールプレイング」は英語で「自分以外の他の役を演じることを通して訓練・治療する」という意味です。つまり、TRPGは会話(雑談や座談)によって成立し、「自分ではない誰か」の役を演じるゲームになります。「ゲーム」なので「訓練・治療」という側面はここでは考慮しないことにします。
心理学用語では、「ロールプレイング」の他に「ロールテイキング」という言葉があります。「ロールプレイング」は自分以外の誰かの立場になったときに、自分ならどうやって解決するかを考えさせる手法です。一方「ロールテイキング」は自分以外の誰かの立場になりきってその通りに行動させる手法です。つまり「TRPG」は、「あなたがその立場ならどうする?」を会話で遊ぶゲームなのです。
具体的には何をするのかを簡単に言うと。
参加者は「プレイヤー」か「ゲームマスター」かのどちらかになります。ゲームマスターは1人で、他は全員プレイヤーです(若干例外もありますがここでは無視します)。プレイヤーは「架空の世界に住む架空の人物(映画の『主人公』的な存在)を作成し、その人物になったつもりでその世界を探索」します。ゲームマスターはその架空世界に「何らかの事件」を発生させるシナリオライター役、プレイヤーが担当しない登場人物を演じるエキストラ・ゲスト役、風景や状況などを描写するナレーター役の3役を果たします。
架空世界には現実世界に近いものもありますし、「剣と魔法のファンタジー」世界や、「宇宙を旅するスペースオペラ」世界、「巨大企業に支配されたサイバーパンク」世界など、さまざまな世界があります。その架空世界で「何らかの事件」が発生して、解決するために「あなたならどうする?」かの決断を迫られます。そしてあなた(たち)の決断によって事件が収束します。解決できるか、失敗してしまうかは下した決断によって左右されてしまいます。
「事件が発生して決断を迫られる」のはハリウッド映画やアニメ、マンガ、ライトノベルなどでよく使われるストーリー展開です。そんな映画的、アニメ的、漫画的なストーリーをテーブル上で手軽に楽しめる。それがTRPGなのです。
「テーブルトーク」RPGの一番の特徴は、実際にテーブルを囲んで対面して遊ぶことだと思います。同じ場所にみんなが集まるのは面倒なことかもしれませんが、パソコンを経由してのコミュニケーションよりも「相手に思いやりを持って接する」ことができます。私自身が以前やってしまったことですが、インターネットの掲示板上で会話をしていると、感情があふれ出てしまうせいか文章がけんか腰になってしまって、お互いに傷つけあったことがあります。相手の顔を見て話すことはとても重要なことです。
1人で与えられたストーリーに沿って進めるコンピューターRPGや、会話は自由にできるけどあらかじめ与えられた以上のストーリーを作ることはできないオンラインゲームと違う魅力が、TRPGにはあります。それはみんなで協力して1つの物語を作り上げるということ。同じ物語を共有できるということ。
コンピューターRPGに慣れた人にとっては古臭く見えるかもしれません。しかし「ウィザードリィ」「ドラゴンクエスト」の頃から、コンピューターRPGはテーブルトークRPGを目指して作られてきたのです。コンピューターゲームや映画、アニメ、マンガなどが好きな人であれば、是非一度触れてみて欲しいと思います。
[最終更新日 2008.5.5] [▲ ページトップへ ▲]
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