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TORGモノポリー

ストーリー

　７人のハイロードたちが、地球への侵略を開始した。ポシビリティと呼ばれる、人々が明日を希望を信じる心のエネルギーを奪い尽くすために・・・
　彼らは、それぞれが相手を出し抜いて、自分ひとりだけで地球のポシビリティをモノポリー(独占)しようとしている。そのために、時に協力し、そして裏切る。地球の膨大なポシビリティを独占すれば、全知全能の存在「TORG」になることができるのだ・・・
　さあ、ハイロードたちのモノポリーゲームの開幕だ・・・

ゲームルール

趣旨

プレイヤーはハイロードとなり、他のハイロードを破滅させて地球の全ての領域を占領し、TORGになることが目的です。

標準ルール

• TORGモノポリー・ポシビリティ戦争ルール
• ボードとカード一覧

ストームナイトルール(オプションルール)

破滅したハイロードのプレイヤーが、次回の手版以降ストームナイトとして活躍するためのルールです。このルールを適用すると、早く破滅してしまったプレイヤーも最後までゲームに参加することができます。

1. 破滅したハイロードのプレイヤーが、次の自分のターンから担当します。
2. ストームナイトはGOのマスからスタートします。
3. ストームナイトの初期ポシビリティは10Pos.です。
4. ハイロードの誰かが支配する優勢エリアに止まったら、その時のダイスの目の４倍のポシビリティをハイロードから奪うことができます。
   混合エリアに止まっても、ポシビリティを奪うことはできません。
   ハイロードの誰かが支配する純正エリアに止まったら、(優勢エリアのときとは逆に)その時のダイスの目の４倍のポシビリティをハイロードに支払います。
5. スティリーが建っている土地に止まったとき、スティリー創造費と同額のポシビリティを費やすと、スティリーを１つ破壊(撤去)することができます。
   スティリーは、同一エリアグループ内の地域に対してできる限り均等にしなければならず、スティリーの数の差が２以上になるようにしてはいけません。
6. 純正エリアが建っている土地に止まったとき、スティリー創造費の４倍と純正エリア創造費の合計(スティリー創造費の5倍になるはず)と同額のポシビリティを費やすと、グループ内の全ての純正エリアを破壊(撤去)することができます。同じグループにスティリーが４つある土地があれば、スティリーも全て同時に撤去します(純正エリアは破壊されにくいものの、もし破壊されてしまうと被害は甚大になるのです)。
7. 混合エリアに止まったとき、領域価値と同額のポシビリティを費やすと、その領域を開放することができます。開放された領域はダークネスデバイスに返却してください。
8. 未占領の地域・ハードポイント・小レルムに止まったストームナイトは、その領域を領域価値と同量のポシビリティを費やすと占領することができます。
   混合エリア価値(領域価値の半額)で、領域を混合エリアの状態で占領することはできません。
   未占領の領域に止まったストームナイトが領域価値での占領の権利を放棄した場合であっても、競売は行われません。
9. 領域を占領したストームナイトは、直ちにハイロードになります。
10. ストームナイトは、GOを通過するかGOに止まったとしてもポシビリティを受け取ることはできません。
11. チャンス・ストーマーに止まっても、カードを引くことはできません。
12. レルム維持費に止まっても、レルムを所持していないので何も起こりません。
13. ストームナイトの襲撃に止まったときは、ハイロードの場合とは逆に75Pos.をダークネスデバイスから奪い取る(受け取る)ことができます。
14. ストーム戦闘に止まったときは、メールシュトロームに行きます。
15. ストームナイトが破滅した場合、次のターンから、再び別のストームナイトとして活動を再開してください。

ストーリーモード(なりきりプレイ)

　プレイヤーは、８人のハイロード(アーディネイ女王はハイロードじゃないけど)の中から１人を選んでください。

[表部分はスクロールが可能です]

　選んだハイロードにより、順番と本拠地、初期の手持ちポシビリティ量が決まります。本拠地の領域カードを入手してからゲームを開始します。
　ほとんど通常のゲームルールと同じですが、アーディネイ女王とゴーントマンには特殊なルールがあります。

スピードモード

1. 領域カードをランダムで２枚入手し、その分のポシビリティを払ってからゲームを開始します。
2. 通常は４つのスティリーを建ててから純正エリアを創造できますが、ここでは３つめのスティリーの次に純正エリアを創造できます。
3. ゲームの終了は、２人目の破滅者が出たときです。破滅者は全ての領域と手持ちポシビリティを相手に渡します。その後にポシビリティ総量を計算して、順位を決定します。
4. ストーリーモードとスピードモードを混ぜて遊ぶこともできます。その場合、本拠地の領域カードに加えて、領域カードをランダムで１枚入手し、その分のポシビリティを払ってからゲームを開始することになります。
   ただし、アーディネイ女王を選択することはできません。

ver 0.2β　by　相楽

あとがき

　モノポリーのパロディ版はかなりありますが(STAR WARS版とか)、内容がモノポリーにここまでピッタリなパロディも珍しいと思います。文字通り「独占」ですからね。
　一度パソコンが壊れたときにデータが消えたので、印刷しておいたデータを全部手書きで復元しました。Excelでかなり位置を整えて印刷していたのですが、そこまで復元させるのはちょっと無理っぽい。誰かここのデータを参考にして作ってください・・・　原案かスペシャルサンクスに僕の名前出してくれればたいていの条件は飲みますし、ちゃんとお金出して買いますので・・・
　2000年頃にTORGの2ndが出るという話があったので、それに合わせて作っていたのが、いつの間にか延び延びになってしまってここまで来ました。一部のTORGファンには「ハイロードを演じられる」ってことでかなり期待されていたようですが・・・

　このゲームでは各ハイロードの実力や有利不利を、モノポリーでどうやって表現するかに心を砕きました。小遣い稼ぎにしかならない上に止まりにくいダークパープルにユーソリオン。安くて３ヶ所あって割と止まりやすいけど、収入が少なくて薄っぺらなライトブルーにDr.メビウス。警戒されにくいのは利点だけどコストパフォーマンスが悪いライトパープルにバラク・カー。刑務所からの釈放直後に一番止まりやすく、現金収入なら確実に一番なオレンジに金輪龍一。オレンジで現金を落とした後で２回目に止まって、破産する確率が高いレッドにゴーントマン。レッドと並ぶ強さを誇るが手前(オレンジやレッド)で破産するせいで犠牲者が来にくいイエローと、「GO TO JAIL」の直後で止まりにくいくせにひたすら高額で競売にかけたほうがマシなグリーンはコアアース。止まる人はめったにいないけどチャンスカードで一発逆転の目があるダークブルーにジャン・マルローI世。それだけでは勝てるはずのない鉄道会社にアーディネイ女王。けっこううまく表現できていると思っているのですが・・・
　マルコム・ケインや闇の騎士は、ストームナイトルールからのし上がってハイロードになったキャラクターだと思っておいてください。

　このゲームはぜひ、ストーリーモードでハイロードになりきって遊んで欲しいです。ストームナイトルールがあるので全領域を支配する(TORGになる)のはかなり難しいでしょう。
　アーディネイ女王はストームナイトになることを目指してひたすら耐えつづけるか、ダークネスデバイスの誘惑に乗って真のハイロードと化すかを、１～２周目には確定させる必要があります。中途半端なことをすると勝ち目はありません。また、複雑な特殊ルールが多いキャラクターなので一度以上遊んだ後で使うようにしてください。
　ゲーム、及びゲームルールの著作権に関する記述を日本語サイトでは確認することはできなかったので掲載することにしましたが、著作権上問題がある場合は即時削除しますのでご一報ください。・・・なるべく日本語で。

　2004年2月14日にルールを3箇所改定しています。
　1つ目。混合エリアではストームナイトはポシビリティを奪えないようになりました。純正エリアでは逆にストームナイトがポシビリティを奪われるようになりました。
　2つ目。ストームナイトによる優勢エリアの開放、優勢エリアの混合エリア化が不可能になりました。混合エリアの開放はコストが2倍になりました。
　3つ目。ストームナイトがチャンスやストーマーに止まっても、カードを受け取ることはできなくなりました。

[最終更新日　2015.7.15]

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