TRPGが好きっ!.com > リーベラトール ~剣と魔法と影の支配者~ > 第3章:基本ルール
リーベラトール ~剣と魔法と影の支配者~
ゲーム進行
- ゲーム開始前の準備から終了後の後処理までの一連の流れをまとめて、1セッションと呼ぶ
- 1セッションのうち、準備と後処理を除く本体部分を1シナリオと呼ぶ
- シナリオは、いくつかのラウンドに分けて進行する
- GMは1シナリオの間に必要な回数だけ、プレイヤーにミッションを与える
- 転機ミッションをクリアできた場合、クリンナップ時に全プレイヤーとGMに「2」点の経験点を与える
- 最終ミッションをクリア、または全プレイヤーがクリアを放棄(全滅)したらシナリオ終了
- 最終ミッションをクリアできた場合、全プレイヤーとGMに「8」点の経験点を与える。できなかった場合、「4」点の経験点を与える
- 全プレイヤーとGMの互選で1名、最も活躍した「主演賞」を決める。「最多得票者に2点(2名以上なら1点ずつ)」の経験点を与える
- 全プレイヤーとGMの互選で(主演賞受賞者以外から)1名、最も他人を助けた「助演賞」を決める。「最多得票者に2点(2名以上なら1点ずつ)」の経験点を与える
- GMを専任した者には追加で「プレイヤー人数」点の経験点を与える
専任のGMを置かない場合、ターンを得たプレイヤーの次手番の者が代行する
ラウンド
- 1ラウンドは、「セットアップ」→「ターン」をプレイヤー人数と同じ回数繰り返す→「クリンナップ」、の順に進行
- プレイヤーは、時計回りの順番で「ターン」を獲得
- ミッションをクリアした場合、残りの「ターン」は失われる
セットアップ
- ミッションをクリアした場合、GMは新しいミッションを用意する(詳細は第4章:シナリオクラフト参照)
- 障害カードが残っている場合、そのままミッションを続行する。ミッションを放棄してGMから別のミッションを受けるか、シナリオクリアを放棄するかを選ぶこともできる。
- ミッション最初のターンは、前回のミッションをクリアした次の人から開始する。最初のミッションの場合、GMの左隣の人から開始する
クリンナップ
- ミッションをクリアした場合、全員「形勢有利」を得る
- 転機ミッションであれば、加えて全プレイヤーとGMは「2」点の経験点を得る
- 最終ミッションであれば形勢有利は発生せず、代わりに「通常回復」が1回強制的に発生する
- ミッションをクリアできなかった場合、全員「形勢不利」を得る
ターン
- 1ターンは、「ダイスロール前」→「ダイスロール」→「ダイスロール後」→「結果適用」→「特殊効果適用」の順に進行
- 「ダイスロール前」では、手札として所持している「行動」カードのいずれか、または「通常回復」を使うことを宣言
(パスは不可能。「行動」が1枚も残っていない場合「瀕死蘇生」に差し替える)
(使用できる「行動」の回復目標値の上限は8) - 「ダイスロール」では2D6を振り、片方の出目を「威力(や回復)」、もう片方を「特殊効果」に当てる
ゾロ目が出た場合、経験点+1 - 「ダイスロール後」では、除去する「障害」や回復する「行動」を、1つまたは複数選択する
選択した障害の目標値や行動の回復目標値(の合計)が、威力(や回復)の数値以下になるよう選ぶ
職業効果・特技・付与を使う場合、同じターンの間に全く同名のものを2枚以上適用することはできない
プレイヤーが1人の場合、他人にのみ有効な効果の対象を自分に変更できる - 「結果適用」では、障害の除去や行動の回復が実際に行われる
- 「特殊効果適用」では、「即:○○」の効果の適用と「付:○○」の獲得を行う
(詳細は第2章:キャラクター作成の行動一覧を参照) - 「即:○○-1枚」を受けても、○○の手札が0枚であれば何も起こらない
一部の職業効果や特技、付与等を使うとき追加で失う「○○-1枚」は、手札にない場合は使用できない
形勢有利・形勢不利
- 「形勢有利」や「形勢不利」を得たプレイヤーは、即座に使用して効果を適用する。この判定ではターンを消費しない
- 2D6を振り、片方の出目を特殊効果に当て、もう片方は無視する(威力も回復力も発生しない)
ゾロ目が出た場合、経験点+1 - GMは「ターン中のプレイヤーが行うロールプレイやアイディア」に対して、「形勢有利」や「形勢不利」を与えてもよい
- 与える基準はGMが決める。指針としては文字通り、「形勢が有利または不利に傾くかどうか」を基準にすることを推奨する
- GMは「形勢不利」を濫用してはならない。与える前に一度以上は警告すること
- プレイヤーは「形勢有利」を求めすぎてはならない。GMは要求が長引いてセッション進行の妨げになったと判断した場合、「形勢不利」を与えてもよい
- プレイヤーが「形勢有利」や「形勢不利」をもらった後、さらに発言を続けてセッション進行を妨げる場合、さらに「形勢不利」を与えてもよい
経験点
- 10点消費するごとに、自分のキャラクター1名のLVを+1できる
LV+1につき、行動カードか特技カードを1枚獲得できる - 2点消費すると、自分のキャラクター1名の職業を別のものと交換できる
(職業効果は未使用なら未使用のまま、使用済みなら使用済みのまま)
(行動カードは交換しない) - レベルアップ・職業交換はセッション中の任意のタイミングで(ターンの最中であっても)行うことができる
- 余った経験点は次回以降に持ち越しできる
- 経験点はキャラクターではなくプレイヤーに与えられる
Q&A
- Q.行動や障害の属性を変える場合、威力の付与はどの属性を使いますか?
- A.変更後のものを使います。例えば、元がPの行動や障害をMに変更した場合、「M+1」は有効ですが、「P+1」は無効になります。
- Q.追撃で別属性の威力が発生する場合、追撃の属性の付与を使うことはできますか?
- A.できません。ただし、元々の属性の付与の効果は追撃にも有効です。例えば、P属性・威力3でC属性の追撃が発生する場合、通常は「P属性・威力3」と「(追撃)C属性・威力3」が発生します。これに「P+1」を1つ使うと「元々の威力と追撃の威力を両方とも+1(=4)」できますが、「C+1」を使うことはできません。
[最終更新日 2021.4.1]