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マクロビオティックの素朴な疑問

 わたしが疑問に思って誰かに聞いたことや、誰かに聞かれたことなんかを書いていきます。「マクロビオティックってなに?」よりよほど説明になっているような気がします。
 ただし、そこそこ聞きかじりが混ざっていますので、しっかり知りたい方は複数のサイトを確認してください。

【1】中途半端で意味があるのか?
 0%か100%かで考えると、わたしの手法は0%に近いと思います。
 とはいえ中途半端な手法でも、わたしの場合は「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が正常域に戻った」のような目に見える成果を出せました(血液検査した頃より外食する率が上がったので、今も維持できているかどうかは自信ないですけど)
 なので「意味がある」と思っています。もちろん、本格的にするほうがより良い結果が出ることも自覚しています。
【2】味付けは薄くするのが基本なのでは?
 素材の味をそのまま味わうことが大事だから薄味が基本、とは言われたことがあります。しかしこれも、ちょっとずつ薄味にする、で良いのではないかと思うんです。
 ちなみに、野菜を多く食べるとカリウムが増えてナトリウムが減ってきます。わたしの場合はそこそこ濃い味にしていても「カリウムが正常域をやや超えて、ナトリウムが正常域のほぼ下限」になったので、薄味すぎるとかえってナトリウム不足になる可能性もあるかも、と思っています。
 あと、元々「長寿法」ですから、基本を守ることよりも健康になることのほうが原点に近い気がします。
【3】ベジタリアンとの違いを聞かせて?
 食べ物をまるごと食べる、のが最大の違いです。
 植物も生き物であり、皮なども含めて生命として生きていたのだから、全部食べるほうがバランスがよくなる、という考えみたいです。玄米など、皮に豊富な栄養価が含まれることが分かっている食べ物はたくさんあります。
 自分が生まれ育った土地で育った生命には、その土地で生きて行くために必要な栄養が入っている、という発想や、陰陽思想なども入っているようです。経験則重視の東洋栄養学、という感じでしょうか。
 それと、農薬は内部にも割と浸透しますので、皮だけ捨てても仕方ないと思います。表面にこびりついている分は、よく洗って落とす必要があるとは思いますけど。
【4】玉ねぎの皮も食べるの?
 さすがに煮ても焼いても硬くて食べられない場所は食べないです。にんにくの皮も同様です。だしを取ったりして、何かの形で使うようにはするみたいですけど、今はTシャツの染色用にしています。
 逆に、にんじんや大根みたいに葉を切られた状態で売っているものは、買った状態で使います。徹底したいなら、農家になるか農家と契約するかしないといけなくなると思いますけど、実践が難しいので考えません。
 泥を落とすのがめんどくさくなって細かい根を捨てる癖があるので、それは改めたいです。
【5】良質なタンパク質を取るなら肉食は必須では?
 小魚などの手で取れる程度のサイズの魚なら食べてもいい、という流派はあるらしいです。必須アミノ酸を欠かさずとるのに効率がいいのは事実のようですし。ただし、そんなに大量には必要ないとも思いますし、西洋栄養学をベースにした今の栄養基準が日本人の遺伝子に本当に適しているのか、疑わしいと思っています。
 なので、肉食ゼロはやりすぎだけど、積極的に減らすくらいでちょうどいい、てところでしょうか。
 それと、肉食を減らすと食べたものが腸内で腐敗せずにすむようで、大便が臭くなくなったことがあります(腐敗という言葉を誤用しているかもしれない)
 逆に言うと、これまでわたしたちは「腸内で腐敗した食べ物から栄養や水分を吸収していた」ということ。一度臭わない状態を体験すると、怖さが実感できます。
【6】過敏な体質になるのでは?
 実際、五感は鋭くなると思います。雨の日にスーパーの野菜コーナーで土の香りを感じたことがありますし。でもどれだけ鋭くなっても、不快でなく圧倒されないなら過敏とは呼べないと思います。

[最終更新日 2015.7.15]