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裸の歯

旅行記・日光もてぎ編

電車に乗り遅れそうになりました

 社内旅行で日光に行ってきました。「日光を見ずして結構と言うなかれ」の日光です。1年目の社内旅行で日光猿軍団を見に行ったことがあるので、今回は2度目。
 日光については「修学旅行のための日光ガイド」というサイトが詳しいです。

 9:00浅草発の「東武特急きぬ」に乗ればよかったので、のんびり8:00頃家を出ました。都営三田線、都営大江戸線、都営浅草線と乗り換えて、8:50に都営浅草線の浅草駅に着いたのですが・・・東武の浅草駅まで400mくらい離れてる!? あわてて走って、なんとか発車前に到着したのですが。しかし、旅のしおりをよく読むと「出発時刻の20分前までにご集合ください」とか書いていました。・・・ごめんなさい。
 下今市駅で東武日光線に乗り換えて10:51に東武日光駅着。電車の中では特にやることも無かったのでゲームのネタ出しをしていました。

日光東照宮を見てきました

 1日目は日光観光のオプショナルコースを頼んでいました。日光東照宮、中禅寺湖、華厳の滝を見て回ります。
 東武日光駅から貸し切りバスで日光東照宮へ。2kmくらいしか離れていないのですぐに着きました。日光東照宮は徳川家光が祖父家康を祭るために建てた巨大な神社で、建物がいくつもあります。近くには「二荒山(ふたらやま)神社」と「輪王寺」もあり、1時間半程度では全然見て回ることができません。
 バスを出たら、まずガイドさんに連れられて山頂の家康の墓へ向かいました。石段を登るのに相当疲れました。この全部で207段ある石段は、1つの岩を削って1段ずつ作られたものだそうです。しかし・・・こんなに大きな岩、どこから見つけてきたんでしょう? 墓石などもそうですが、大きな石を削って作る物って、作りすぎると石が枯渇してしまうのではないかと思うのですが。万一壊れたらどうするんだろう、とか考えてしまいます。
 家康の墓 石段

 家康の墓に行くには途中で「眠り猫」が彫られた門を通るのだそうですが・・・小さすぎてよく分かりませんでした。「眠り猫↑頭上」と書いた札もあったんですけどね・・・ ガイドブックを見てみてもやっぱり小さいです。
 墓のそばには折れて上が無くなってしまった杉の木があります。これは落雷かなにかで祠状になっていて、この穴に向かって願い事を叫べば、かならず叶うという「叶え杉」です。「健康になりたい」と叫んできました。欝だったり肥満だったり治したいところは山ほどありますので・・・
 眠り猫
 叶え杉 オランダ国王寄進のローソク台

 そのあと薬師堂に行ってきました。天井に鳴き竜と呼ばれる竜の絵が書いてあるお堂で、所定の場所(竜の頭部)で係の人が柏木を打つと「リィン・・・イィン・・・イィン」と音が響きます。これは天井と床の間の振動によるもので、大勢の人が床に乗ると聞こえない場合もあるそうです。
 薬師堂内部には他に十二支の干支それぞれの仏像などがありました。人の入れ替わりが激しくてあまり見ている時間はありませんでしたが、なかなかいい場所です。
 鳴竜薬師堂

 ここからは下りながら見物。
 境内にある建物の中では比較的小さい素木造りの建物が神厩舎(おうまや)です。欄間に、人間の一生をあらわしているという猿の彫り細工があります。「見ざる、言わざる、聞かざる」はこの彫り細工の一部だそうです。実物は眠り猫と一緒でとても小さく、うまく写真に収めることができませんでした。
 神厩舎
 見ざる、言わざる、聞かざる

 境内には悠仁さまのお印に決まった「高野槇」が植えられています。この木は徳川家光公がお手植になられたもので、樹齢370年、直径約1.4m、高さ38mにもなるそうです。
 日光東照宮の近くにある「二荒山神社」にも行ってみました。二荒山大神(日光の3つの山の神)を祭る神社で、1200年以上昔に建てられたそうです。御祭神は男体山に宿る大己貴命(おおなむちのみこと)、女峯山に宿る田心姫命(たごりひめのみこと)、太郎山に宿る味耜高彦根命(あぢすきたかひこねのみこと)です。この3神は親子だとされています。
 参道には灯篭がずらーりと一列に並んでいます。境内に入ると大きな2本の杉と拝殿があります。この2本の杉は根が1つに合わさっていて、夫婦杉と呼ばれています。
 拝殿の奥にも色々とあったようですが時間が無かったのでここで引き返しました。
 高野槇 夫婦杉
 灯篭
 二荒山神社拝殿

 東照宮の鳥居をくぐって外に出ると、ウグイスの鳴き声が聞こえました。しかしこの声、実は笛で出した音だったのです。面白そうだったので笛を買いました。上手に吹くには熟練する必要があるようですが・・・
 うぐいす笛
 日光東照宮鳥居

湯波を食べました

 昼食は、中禅寺湖の湖畔にあるお店で湯波(ゆば)を食べました。ゆばと言えば京都の湯葉が有名ですが、日光にも湯波があります。字が違う以外の違いは、引き上げの時に膜を一枚で引き上げるのが京都で二つ折りが日光、とのことです。
 湯波そのものには味が無いので、ごまダレとかわさびじょうゆとかにつけて食べます。わさびじょうゆに漬けるのが美味でしたね。日本酒に合いそうな感じです。
 お土産用として湯波の佃煮なんてものもありました。食べてみましたが、「何かの肉の佃煮だ」と言われても気づかないだろうな、という感じで、ゆばを食べているという気がしなかったです。
 食べた後で、すっごく気になった店があったので入ってみました。「ゆば餃子」ののぼり旗が立っている「らーめん屋敷」というお店です。「家康らーめん」とか「忍者らーめん」とか気になるメニューもあったのですが、食事直後なので餃子だけ頼みました。しかし・・・この皮がゆばだなんて言われなければよく分からないという感じでした。しょうゆも何もつけずに食べればよかったのかな?
 食後は中禅寺湖を見たり、民芸品店を見たり、店頭でひたすら何かを彫っているおじさんがいたのをじーっと見たりしていました。手作りのお椀とかキーホルダーとかが売られていましたが、結局何も買いませんでした。だって・・・手作りなだけあってそれなりに値が張るんですよ・・・
 ゆば御膳
 ゆばぎょうざ
 中禅寺湖 鳥居

華厳の滝を見てきました

 食後、華厳の滝(けごんのたき)に行きました。有料エレベーターで100メートル下にもぐり、滝が流れるところを滝壷近くから見てきました。景色は壮大だったんですけど・・・滝から結構離れているので水しぶきをかぶることはありませんでした。仙台に旅行に行ったときは水をかぶるほど近くで滝を見たので、ついそれと比較してしまいます。やっぱり近いほうが迫力はありますよね(写真じゃよく分かりませんが)
 ちょっとここで苦言を呈したいと思います。有料エレベーターで下にもぐるのはいいんですけど、エレベーターを降りてから展望台まで結構歩くのはどうにかならないんでしょうか。いや、100歩譲って歩くのはいいとしましょう。でも通路に段差があるのは納得いきません。車椅子の人が通れないじゃないですか。
 華厳の滝(下から) 華厳の滝(上から)

 華厳の滝を後にして旅館へ向かいます。今年はなんと旅館貸切だそうです。夕方の全社パーティーの前にお風呂に入り、さっぱりしてから会場に向かいます。テーブルを見てみると、箸がきれいに扇形になっています。こういうのって地味に時間かかるんでしょうねぇ・・・
 はし

 パーティーの後、二次会が開催されている時間に岩盤浴に行ってきました。近所にもあるのですが行ったことが無いので初体験です。
 布地が薄い作務衣に着替えて、中に入ると・・・サウナほどではないけれど暑い。放射線を発する黒い石が敷き詰められていて、この石が熱せられているため暑いのです。石の上に大きなバスタオルを敷いて、その上に横になります。最初は5分間うつぶせになって、内臓を暖めます。その後仰向けになって30分。汗がかなり出ます。ヒーリング系の音楽が流れているのですが、ただ寝っ転がっているだけなのでちょっと退屈になってきました。ラジオとかだったら飽きないんだけど・・・でも雰囲気合わないでしょうね。
 岩盤浴をするときの注意事項なのですが、汗をかなりかくので入浴前後に水を飲む必要があります。この辺はサウナとかでも一緒ですが。

カートに挑戦してきました

 社内旅行の2日目は「ツインリンクもてぎ」です。ここはオプショナルコースなので有志(20人くらいかな)だけで来ています。
 敷地がかなり広いです。レーシングコースやカートのコースなどが多数あり、全部見て回るつもりなら自転車が必要です。有償で自転車を借りることができるのは親切なのかあざといのか。
 ツインリンクもてぎ

 レーシングカートに乗ってタイムトライアルをしてきました。
 走ったコースは「チャレンジコース」と「レーシングコース」を1回(それぞれ5周)ずつ。レーシングコースはチャレンジコースを好タイムで走りぬくか、自動車普通免許があるかすると走ることができます。
 まずはチャレンジコース。最高時速35kmのカートで全長204mのコースを走ります。前の車が遅かったのですが、抜いていいものかどうかちょっと悩んでしまいました。結局追い抜いて走ったんですけど。快調に走った割にはベストラップが31.9秒。ランクアップの基準(21.5秒)には程遠い結果でした。
 それからレーシングコース。最高時速60kmのカートで全長576mのコースを走ります。こちらは逆に2台に追い抜かれるという結果でした。カートのスピードにも慣れたのでかなりスピードを出したのですが・・・コーナーですべるすべる。ちゃんと「アウトインアウト」を守るとか、カーブに入る前には十分にブレーキングするとか、基本を守らないことには話にならなさそうです。こちらのベストラップは54.2秒。45秒で走りぬけばAランク入りなのですが・・・全然だめでした。
 チャレンジコースは1回700円、レーシングコースは1回1500円と、結構お高めなのでそれ以上は走りませんでしたが、いずれまた挑戦してみたい気もしました。次回までに今回の教訓を忘れてしまいそうですが・・・
 カート ラップタイム表示板
 コース コース
 キッズコース キッズコース

 走った後で昼食。レストラン内にマウンテンバイクが飾ってありました。なんか「STAR WARS」とか「DARTH MAUL」とか書いているんですけど・・・
 STAR WARS仕様のマウンテンバイク

 昼食後は「ホンダコレクションホール」に行ってみました。
 1階は特設展示場で、「スクーター立体大図鑑」が開催されていました。スクーターが分解されていたり、時代ごとの様々なスクーターが展示されていたりします。見ているとなんとなくスクーターが欲しくなってきました。まずいまずい。
 2階は一般向けに販売されていたバイクや車の展示です。ときおり他社のものも混ざっていますが。バイクや車の歴史なども分かるようになっていて、例えば世界初のバイクのレプリカがあったり、戦後直後の自転車に原動機をつけたバイクがあったりします。
 3階にはレース出場車などの展示があるのですが、時間が無かったので見てきていません。なんか今年の旅行は時間不足が目立ちます。
 ホンダは電動アシスト自転車を発売していたりするのですが、普通の自転車は作らないのかな、とか思います。海外の自動車やバイクのメーカーは自転車も作っているので、日本でもできると思うのですが。そもそも日本には自転車を有効活用しようという雰囲気があまり無いんですよね。車道を走っても歩道を走っても邪魔者扱いで、乗っててつらいです。せっかくの無公害の乗り物なのに。
 スクーターのパーツ
 戦争直後のバイク
 世界初のバイク

おみやげ

 今回はあまり買ってきませんでした。地酒もあったんですけど、お酒が好きな友人はあまりいないから飲んでもらえないんですよね。写真の2つはいずれも「栃の木」の実を使ったお菓子です。栃の木がどこに生えているのかよく分かりませんでしたが、「栃木」という県名の由来になった木だということで買ってみました。
 いつも旅行に行くたびに実家にお土産を送っているんですけど、そういうことをする人はあまりいないと聞いて驚きました。そういうもんなんですかね。写真には撮っていませんが、生ゆばとかを送っています。
 栃の実せんべい 栃もち

いい加減旅行記以外も書かねば・・・

[最終更新日 2015.7.15]