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裸の歯

旅行記・蔵王編

こんにゃく番所

 まずは埼京線で大宮まで。そこから新幹線に乗って「かみのやま温泉」駅へ。
 一緒に行く予定のメンバーがみんな仕事のため1人きり。マンガ読んだり居眠りしたりしてぼんやりとしていました。
 駅を出て見えた景色はあまり温泉街っぽくなく、アスファルトで舗装された普通の町並みでした。かろうじて土産物屋さんはありましたが。

 かみのやま温泉駅

 会社でチャーターしたバスに乗り込み、こんにゃく番所に向かいます。バス内で早速お酒を開ける人もいましたが(というか、行きの新幹線ですでに飲んでいた様子)、僕は夜まで我慢・・・しようと思っていたんですけど。もらっちゃったので飲んじゃいました。こんにゃく番所にはすぐに到着。
 建物のつくりが「番所」の形をしているからこんにゃく番所と呼ばれるようです。なお番所とは、江戸時代に諸藩が国境または海陸の要衝に設けた見張り所(関所)のことで、通行人や船舶の取締り、運上銀(税金)の徴収事務などを行った施設のことです。

 こんにゃく番所

 さて肝心の料理ですが・・・とにかくいっぱい出てきました。全部こんにゃくが含まれています。こんにゃくの原料は「こんにゃくいも」ですが、こんにゃくそばやカボチャこんにゃくなどはいもの状態のまま混ぜ合わせて作っているのかな、という気がします。食感は、普通の料理よりも弾力があって噛んだときの抵抗が強い感じでした。
 「サービス」といってたまこんにゃくやらねぎまやらが出てきたので、かなりお腹いっぱいになりました。こんにゃくだからカロリーは無いんでしょうけど。

 奥が牛肉巻き、黒豆、にこごりなど。手前はラ・フランス ごま豆腐 もずく酢 かぼちゃ なべ そば たまこんにゃく ねぎま 刺身

蔵王の樹氷

 こんにゃく番所を出たバスは蔵王へ向かいます。約1時間くらい、会社の人とおしゃべりしているといつの間にか到着。・・・なんか中身の無い旅行記だなぁ。
 オプションツアーでスキーをしに来ていた人と会い、ちょっとお話してから「4回分のチケット」をもらってロープウェイに乗車。なぜ4回分かというと、山頂に行くまでに1回乗り換える必要があるから。でもなぜ乗り換えがあるんでしょうか。・・・山頂で風が強いときに下のロープウェイだけ動かせるようにするためとかかな?
 蔵王山麓駅から樹氷高原駅までは定員30人くらいの大きなロープウェイに乗って移動。ぎゅうぎゅう詰めで、立ったまま約7分。窓の外にはきれいな樹氷が見えます。山頂の景色に期待が高まります。
 樹氷高原駅から地蔵山頂駅までは定員12人くらいの小さなロープウェイに乗って移動。こちらは座って移動できました。

 ロープウェイ 蔵王山麓駅 樹氷高原駅 地蔵山頂駅

 山頂に着いてみると雪。しかも風が結構強いです。ふもとはなんともなかったのに。
 それでも樹氷を見ようと外に出て、実際に見てみると。なんか樹に雪がくっつきすぎてもっさりしています。樹氷というよりはただの雪の塊。ちょっとがっかりです。
 駅の名前(地蔵山頂駅)のとおり、山頂にはお地蔵さまがありました。しかしその大部分が雪に埋もれていて、肩より上しか見えません。賽銭箱もスキーに乗っています。不思議な光景です。

 蔵王地蔵 樹氷1 樹氷2 樹氷3

 結局、樹氷の写真は帰りのロープウェイの中から撮ることにしました。写真ではよく分かりませんが樹氷が山の一面を覆いつくしており、とても幻想的な風景でした。

 樹氷4 樹氷5 樹氷6 樹氷7 樹氷8 樹氷9

古窯(こよう)

 バスは蔵王をたって、今日の宿泊先である古窯へと向かいます。日本の宿ベスト2に輝いたことがある宿ということで、期待が高まります。
 バスを降りて宿へ入り、部屋に向かいます。一緒に来る予定のメンバーがいないので1人部屋です。なんか社員旅行に来ているという気がしません。
 お風呂に行こうとして部屋の中を捜したのですが・・・バスタオルがありません。室内の注意書きを見ると、浴場にバスタオルが置いてあるとのこと。親切なんだか分かりにくいんだか。
 部屋にはアンケート用紙が置かれていて、サービス向上に努める姿勢がうかがえました。

 全社で行ったパーティーの後、二次会は無いということだったので早々に部屋に帰って眠ってしまいました。誰か知り合いにくっついていけば何かあったんだろうとも思いましたが、食べすぎでお腹も苦しかったのでやめました。なんとなくもったいないような気もしましたが・・・

 古窯

上山城

 2日目。送迎バスでかみのやま温泉駅に向かった後、時間に余裕があったので徒歩10分のところにある上山城へ行きました。
 城の中は博物館に改装されていました。床はコンクリートにじゅうたんで、壁もコンクリートで舗装されています。ぜんぜん城の中を歩いているという気がしません。
 展示物は上山近辺の歴史に関するもので、古くは縄文時代の石器から、昭和時代の雛人形まで、様々なものが展示されていました。エレベーターもついていて、4階まで上ると展望台にたどり着きます。お城自体が小高い場所に建っていることもあって、いい景色です。
 中を一通り見てみるとそろそろ新幹線が到着する時間。あわてて外に出ました。道に迷わなくて良かったです・・・

 上山城 三吉山と葉山

 帰りの新幹線の中で駅弁を買い、ちょっとばかり早い昼食をとり、旅はおしまいです。

 駅弁

みやげもの

 まずはカップうどん。東北限定だそうです。にごり酒と出羽桜は冬季限定品。とてもおいしかったです。

 うどん にごり酒 出羽桜 出羽桜箱 ずんだ豆腐 こんにゃく懐石

来年こそは「みんなで」行きたいものです。

[最終更新日 2015.7.15]